ひねぽんに想う
焼き鳥屋を創業して12年になります。
阪神淡路大震災で被災して家も職も失い食べるに窮して始めたのがとり梅です。
その当時の忘れられないエピソードです。
縁があって焼き鳥の師匠 渡辺氏にめぐり合い焼き鳥屋の基礎を教えて頂き今のとり梅の礎となっております。
阪神淡路大震災の年の夏に無給でいいからと強引に押しかけ弟子入りしてがむしゃらに働いておりますと「あんた気に入った焼き鳥を教えたろう」と言って教えて頂いたのを昨日のように憶えています。
それからもいろんな縁と出会いがとり梅を支えてくれています。
焼き鳥の修行を終えとり梅は平成7年9月16日にささやかにオープンしました。
オープン当日、なんとぎっくり腰で歩く事もままならない状態でした。
人生を賭けた焼き鳥屋のオープンの日に歩けない。
とり梅がオープンできない、もう、俺の人生もこれまでと思い悲観にくれていました。
その時、なんと、なんと、お店の玄関からはっぴを着た人達(3人)が、入ってきました。
師匠が極秘で自分の店を閉めてとり梅のオープンに駆けつけてくれたのです。
よほど素人の私が頼りなく思えたのでしょうね。
結局とり梅のオープンは、師匠にやって頂きました。
感激、涙、感謝。
教えて頂いた中でも「ひねぽん」との出会いは貴重でした。
ひねぽんを考案したのが、師匠です。
「ひねぽん」ひね鶏のポン酢和えなのですが、酒の肴に最高なのです。
噛めば噛むほど味がある美味しさですが、私の人生そのものの深い味わいです。
その後残念なことに師匠は交通事故で車椅子生活に・・・
師匠のお店(現在のお店は弟さんが引き継いでおられます)
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焼き鳥屋のおっちゃん
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