誕生日月のキープボトルプレゼント
阪神淡路大震災が転機になり焼き鳥屋を始めたのですが。
その当時の神戸は、表向きには復興気運に盛りあがっていましたが、現実は厳しいものでした。
失業した者にとっては、就職先がないのです。
私もハローワークのお世話になったのですが、私の年齢(当時47歳)での就職先は皆無でした。
結果、自分のことは自分でなんとかしなければが、焼き鳥屋の開店でした。
都市全体が被災しており新しい職場が誕生するまでには時間が必要でした。
ハローワークにこられてる人達の表情がうつろだったのを思い出します。
焼き鳥屋を開店してからそのことを思い出しました。
私になにか出来る事はないかと熟慮いたしました。
「がんばろう神戸」のキャッチフレーズができたころでした。
被災された皆様に元気を出してもらおうと思いついたのが
誕生月キープボトルプレゼントでした。
気恥ずかしいので「がんばろう神戸」の私の思い入れは、最近になって発表いたしましたが、10年間は内緒にしておりました。
印象的だったのは、5年ぐらい前に誕生日月キープボトルプレゼントをさせて戴いたお年寄りがわざわざ調理場まで
入ってこられまして最敬礼をされるのです。
目からぽろぽろ涙を流されてお礼を述べられておりました。
彼の中には人に言えない程のご苦労があったのでしょう。
私も感極まって無言で手を取り合っていました。
しかし現実は、厳しいものがあります。
3000円のキープボトル+1000円のお花
(平日誕生月でご来店の方)=4000円のプレゼント。
とり梅の客単価が3100円の現実です。
この現実がとり梅の経営を圧迫しております。(つらいものがあります)
先日、ラジオ関西さんの取材を受けたときにこの制度を「やめます」宣言を用意していたのですが、
「続けます宣言」をしてしまいました。(この調子のり)
こうなればやけくそで、神戸が完全復興宣言(そんなのあるのかな)をするまで続けることを宣言いたします。
(自信はありませんが)
焼き鳥屋のおっちゃん
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